「時間」 は、人生の「通貨」です-『神・時間術』樺沢紫苑
こんにちは、ふるきちです。
今回とりあげる書籍はこちら。
著者・樺沢紫苑氏は、医者として精神医学や心理学、脳科学に携わり20冊以上の本を執筆している。また、facebookやメールマガジン、Twitter、YouTubeも毎日投稿しており、濃密な毎日を過ごしている。
さて、私は時間術に関する本はもう10年以上読んできた。ただ4.5冊読むと大体同じような内容で目新しさがない。しかし、年々、各時間術の科学的根拠が明確になり信憑性は高まっている。
正直、私にとって『神・時間術』の内容も目新しさがない。科学的根拠によって信頼できる内容ではある。
では、この本の良さは何か。
それは朝、昼、晩の時間活用術を時系列に沿って説明していることだ。
人間には体内時計やリズムがあるため、それに合わせて自分のやることを変えていく。
細かい内容は本書に譲るが、ざっくり言うと、朝は頭を使う仕事をし、昼から夕方にかけては単純作業をする。
朝は睡眠により脳がスッキリしてるから雑念がない。雑念がない状態は考える仕事に一番向いているのだ。
しかし、昼になると朝に仕入れた情報で脳が埋まっていくから雑念が増える。そうなると、考える仕事の能率が悪くなる。それなら昼からはあまり頭を使わない単純作業をするほうがいい。
で、夜は仕事をしないで良質な睡眠が出来るようになるべくリラックスする。
どうしても仕事したいときは、軽い運動や入浴後にすれば作業効率が上がる。
と、まあこういった内容は他の時間術の本でも言われてることかな。
正直、この本はタイトル負けしてる。
『神・時間術』このタイトルに惹かれて買った人もいるだろう。表紙もカッコいいし。
内容は悪くないけど、タイトルの期待を超えれなかった。
それでも読む価値がある。
世の中の時間術を体系的に時系列に沿って学べるからね。
最後に、一番心に響いた言葉はこちら。
「時間」は、人生の「通貨」です
人生は有限である。
無限にはない。
それは自分だけでなく他人もそう。
効率よく作業することは、自分だけでなく他者の時間も有意義になる。
一方、非効率な作業は、自分と他者の時間をムダに使うことになる。
塵も積もれば山となる。
一分一秒を大切に出来る人ほど人生豊か。
『神・時間術』を読んで貴方の時間術を見直してはどうでしょうか。